広島の弁護士事務所で働く母が、お家に帰って勝手に楽しむブログ

楽しいことの寄せ集め。自己満足プライベート日記

放射線影響研究所ABCCのオープンハウスへ行って来た

たぶん広島の人で知らない人はいないABCC。
比治山の、放射能影響研究所。


この施設のオープンハウス。
毎年この時期やっているのはここ数年前から知っていたけれど、

怖くて行けなかった。

はだしのゲン』にも出てきて、子も知っていた、
あの悪名高きABCC。




なんだか、複雑な気持ちもあったのだが、
なんとなく、今年は、子どもと一緒に行ってみた。




はだしのゲン』では、
ABCCは、
被爆者の検査をするだけで治療をしない。
被爆者を標本扱いする、

というような書かれ方をしていて、

おそらく子どもの頃から広島で
平和教育を受けている者は、
誰もがその話を聴いていると思う。






今回、見学に行ったとき、
所長さんの言葉にも、そのことは触れてあった。

そもそも発足時は、そのような批判もあった。
この不幸な時期については、
それを引き継ぐ者として申し訳なく思う。
という風に。



私も、怖くて、体を少し硬くして、
この見学会に足を運んだのだが、


当たり前かもしれないけれど、
今は全身の
ABCC(原爆障害調査委員会)ではなく、
放射能と人体の影響などの「研究所」。

多くの医療関係者や化学者・生物学者の研究所として、
広島市民の職場となっていた。

 




今回のオープンハウスでは、
子供向けに実験や顕微鏡での観察ができるようになっており、

ブース毎にスタンプを押して回って見学する、
スタンプラリー形式の催し物になっていた。


理科の実験で時々見る、液体窒素マイナス196度の実験ショーがあったり、
DNA・染色体や赤血球・白血球などを顕微鏡で見たり解説してもらったり。

詳しい科学博物館めぐりと同じような感じだった。

解説のパネルもとても詳しく、一箇所ずつじっくり見て回っていたら、
とても一日では回りきれないくらいのボリューム。

子どもはすぐに飽きて、次のブース次のブースに進みたがるので、
パネルまでじっくりは読めなかったけれど、

これ、大人が来て勉強すると、生物学、医学、化学など、すごい量が
学習できると思った。
しかも、各ブースで、研究者の方々の詳しい個別の解説がある。




これが、単なる博物館なら、
すんごい理科の勉強になると思えるのだけれども、

その背景を思うと、
やっぱり、少し、どこか、ひっかかるものがあるのは、
やはり私が生粋の広島人だからなのだろうか。



科学って、医学って、人間って・・・、
と、複雑な思いにも駆られる。





そんな中、

回っていると、なんと、
スタッフの中に、知り合いがいた。


なんとこんな所でも知り合いに会うのね!!!

とびっくりして、
今日のための臨時ボランティアか何かをやっているの?と聞いたら、
ここの事務員だと言う。

ここの職員さんだったのか!知らなかった。
こうして、今はここは、普通に、
広島市民の職場なんだな、と思った。



今回のイベントは、
広島駅から、リムジンバスが15分毎に出ていて、
参加しやすいようになっていた。


子が何を感じたか、得たか、分からないけれど、
 

平和資料館とはまた違う角度からの意味が、ここにはあると思った。


このオープンハウスは、1995年からやっていたんだって。

 

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