歩けなかった赤ちゃんが、
歩けるようになる時。
家の中にある家具を自分が適当に利用して、
立ち上がり、伝い、
勝手に歩けるようになる。
親が、歩く練習のための台とか、
歩く練習のためのマットとか用意しなくても、
そこらへんのものを、勝手に利用して、
勝手に歩くようになる。
家の中が整備されていなかったから、
そのせいで歩けるようにならなかった赤ちゃんって、聞かない。
どんな環境でも、育つ。
それと同じで、
人は、放っておいても、
自分で勝手に、世の中のいろいろな事象から、
自分が取り込みたいときに取り込みたいものを探しては、
勝手に取り込んでいくものなのかもしれないね。
わざわざお膳立てして、
この時期には、これを学びましょう。
この時期には、これができるようになりましょう。
って、親が頑張らなくても、
こう思ってもらうために、こうしましょう、とか、
こうなってもらうために、こうしましょう、とか、
下心持って人を動かそうとしなくても、
学校や、友達や、周りや、
色んな所から、
今の自分に必要なものを見つけ出して、
自分の成長に利用していく。
今取り込む必要のない物は、
取り込まないし、
取り込む必要のあるものは、
積極的に取り込んでいく。
そして、そこから学びたいことを学びたいように学んでいく。
それは、個々人に委ねられた、
人が替わることのできない部分なのかもしれないな。
自分が決めて、自分が選んでいく。