佐伯和也さんの講座第6回目の配信(メールは5通目)。
「量子論とはなんぞや?」ってことと、
「古典物理学」と「量子物理学」の違いを理解するために、
また少し、数式が出てきたよo(^0^)o。
数式をアウトプットするのは、楽しいから外せない(^m^)!
心理学的な「ステイト」の話は、
「もう、自分は実際にやっているかも」ってことばかりだったけれども、
論理的に説明してもらえて、
より定着しやすく、より、今の自分のやり方に自信が持て、
より、迷い無く進むことができる気がした。
今まで、なんとなく、「なんでか知らんけどそうなる」
と頭に詰め込んでいた心理学の事柄を、
論理的に、数式やグラフを使って説明してもらえるのが、
私にとってはとても分かりやすくて助かる。
覚えておきたいこと、
整理したい事柄をアウトプットしていくね٩( 'ω' )و
ではまず、「量子論とはなんぞや」って話から。
量子論と、量子物理学と、何が違うの?って話。
・量子論の「論」とは、「考え方」っていう意味。
・量子物理学の「学」とは、
もともとは、全て、「哲学」が発祥なんだって。
哲学を、分野に分けて、天文学とか、科学とか、物理学とか、心理学とか、考古学とか。
●●学って付くものは、全てそもそもの発祥をたどると「哲学」に行き着く。
どうりで、どの学問も、突き詰めていくと、
哲学みたいだなぁ~って思っていたし、
どの学問も繋がっている気がしていたわ!
繋がっているっていうより、もともとは一つだったんだね!
がある。
電磁気学ってなんじゃ?って思ったけど、
この分野は、マクセルっていう人が有名らしい。なんか聞いたことあると思ったら、
カセットテープだ!昔、CDをダビングするために、大量にカセットテープ買ったよなぁ(^^)。あの会社名がマクセルだった。カセットテープって磁気を使っているよね。名前、ここから取ったのかなぁ。・・・って、これ、学生時代にも同じ事を思ったような気がするようなしないような・・。ちょと余談。
(追記:マクセルは、正しい発音は、「マクスウェル」なんだって。会社のマクセルとはここから名前取ったのとは違うのかな??よく分からん^^)
そして、物理学の中に、古典力学と量子力学があるのだけれども、
古典力学では、
未来は予測できる
といういうものらしい。
どう言うことかと言うと、
物を落としたとき、何分後かに、その物がどこの位置にあるか、
計算することができる。
未来の位置を、推測することができる。
というわけ。
自由落下の高さ
y=1/2 g t^2
yは高さ
gは重力加速度
tは高さ
(^2は2乗)
何秒後に、どこに居るか、分かるわけ。
余談だけれども、興味深かった話。
重力の話。
地球に居る時と、月に居る時。
同じ人でも月だと重力が1/6になる。
同じなのに、要る場所によって、重さが変わる。
でも中に入っている細胞とか、組織とか、骨だとか、それらって、何も変わっていない。
これを「質量」と言う。
「質量」って、月でも地球でもどこに行っても変わらない。
重力=質量×重力加速度
と表す。
ここでも、「変わらないもの」・「変わるもの」って出てくるね。
物理学って、こういう感じで物事考えていくんだねぇ。
余談はここまで^^。
一方、量子物理学。
量子の「量」とは、「数えられない」(=不可算名詞、とかの「不可算」ね)
という意味。
小さすぎて数えられない世界。
数えられない世界のことだから、
ΔX・ΔP ≧ ħ/2
(これ、私、気に入った数式!
っていうか、これしかまだ出てきていないから、
これしか知らないんだけど(笑)、
これめちゃ面白くてなんか好きだわ~~~。)
のように、
これは、両方をどんぴしゃで正確に当てることってできないよ。
っていう式。(詳しくは、リンク先の過去ログへ)
だいたいは分かっても、正確には分からないよ、という式。
古典力学では、未来は予測できるよって言っていて、
量子力学では、未来は予測できないよって言っているんだねぇ。
・古典力学は、「統計的」で
・量子力学は、「個別」に見ていく感じ。
この説明でとても分かりやすかったのが、
学級クラスの例。
学級全体の雰囲気、学力、状態があって、
それ全体を見て、全体に向かって指示するのが、「古典的」。
一方、
学級の中の、一個人、一人一人、小さな粒として見て、
一人一人に指示するのが「量子的」。
学級全体に指示するのが「古典的」で、
一人一人を見ていくのが「量子的」。
学級全体に指示したとき、7割くらいの人は指示通りにやるけれど、
残り3割くらいの人がさぼったりする。これ、働きアリの統計でよく聞く話だね^^。
んで、今度は働いていた7割の人を集めて指示すると、またその中で、
7割が働いて、残りの3割がさぼって、と、
どうしても、100パーセントの人に適用できなくて、
どうしても3割ぐらいがあぶれてしまう。
でもこの3割のことは考えずに、全体として、どうか、
を考えるのが「古典的力学」っぽい考え方。
統計的な科学データとして扱う。
それに対し、
一人一人を見ていこうよ。
たまたま見たひとりが、7割の方に入っている人かもしれないし、
3割の方に入った人かは分からないけれど、
一人一人、丁寧に、粒を見ていこうよ、というのが「量子的力学」っぽい考え方。
統計であぶれだした部分、
統計には限界があるから、全体としてではなく、
一人一人の子供に関わっていこうよ、っていう感じ。
全体を大きな単位で見るか、
個々を小さな単位で見るか。
未来を予測できる、計算できる、
と言っても、
10年前の自分が、10年後の今の自分を、
どんぴしゃで正確に予測できたか??
と聴かれたら、
私は、全然違う姿になっているわ~。予測もしなかった状態。
でも、私たちは、「こうすると、こうなる」って決めつけて、
予測したり、計算したりする。
「出来事」ベースで考えることが往々にある。
でも、実際は、そうならないことも多い。
だいたいは、実現するかもしれないけれど、
想定外もありますよ。
そしてさらに発展して、
「出来事は、想定外もあるけれど、「感情」は選べますよ」
というのが、この講座で何度も出てきているところ。
今ふと思いついたのだが、
心理学も、もしかしたら、
昔の古典的な時代は、「統計学」っぽかったのかもね。
大学で学ぶ心理学ってのは、統計学だ、っていう話も聞いたことがある。
今、頻繁に言われている「なんやしらんけれど」の世界は、
まさに「量子的」。
心理学の学問は、統計学だと言われていたけれど、
そうとも限らない、統計で出たことに宛てはまらないこともよくある。
今私が触れている心理学も量子力学も、
「当てはまるか当てはまらないか分からないこと、
そうなるかどうか分からないこと(=「出来事」)に執着しない」
新しい心理学の流れなのかなぁ。
量子論の話はここまでで、続いて、
「ステイト」の話。
図式化してもらえて分かりやすかった。
【テンション】
人に強制されたり、発破かけられたりして何かをやるとき、
急激にテンションが上がって、うお~~~!!ってやったとしても、
ぐ~んと上がった分、ぐ~んと下がる。
エネルギーって自然にバランスを取るものだから、
上がった分、下がる。
そして、今度元に戻ってきたときには、
前よりゼロの位置が下がった位置で均衡を取ったりする。
「出来事」や、「目標」思考。
【モチベーション】
自分からやりたくてやっていることって、
ゆっくりと、ぐ~んと、上がっていく。
長く続く。
【テンション】を上げるのではなく、【モチベーション】を上げましょうという話。
「モチベーション」を上げるというのは、
プラス思考で無理矢理、「楽しい」「嬉しい」っていう感情を選んでくる、
というわけではなく、
「それらの感情を選んでくるような前提」を選ぶ、ということ。
「どんな感情を選ぶような自分でいたいのか」、選ぶ、ということ。
自ら選ぶってこと。
「出来事」や「目標」思考を手放した、
長い目で見たもの。
即席性はないけれど、人生の財産となるような感じのもの。
う~ん、
今回はちょっとうまくまとめられなかった感もあるけれど(笑)、
こんな感じで(^-^)。