自己満足で勝手に楽しむ日記

楽しいことの寄せ集め。

【BOOKレビュー】『スル~スキル』大嶋信頼・著

スルースキル - “あえて鈍感

スルースキル - “あえて鈍感"になって人生をラクにする方法 -

 

大嶋信頼さんの本。 

 

これは、この本↓の続編のような位置づけ。

『嫉妬・劣等感』の本に引き続き、

嫉妬をスルーする方法について書いてある。

 

とにかく、「弱者」になるな、と。

 

「弱者」にならず、スルーする。

気にしない。

鈍感でいること。

 

 

 

印象に残った一文。

「人の気持ちは分からない、そして、自分の気持ちすら分からない」

他人の言動に、それほど深い意味は無いのだと。

人の気持ちを、ああだこうだと

勝手に予測して思いめぐらせたところで、

どうせ当たっていないし、

そもそも本人すら、自分の気持ち、分かっていないことが多いもんな。

人の顔色を伺わずに、スルーしたほうが、

よっぽど上手くいく、と。

 

 

よく、心理学では、

自分の感情の原因は、他人にあるのではなく、自分にある。

自分が感じたい感情を感じるために、

物事を自分が起こしている。

 

とかいう解釈をすることがあるけれど、

 

ここでは、

 

「相手の嫉妬が、私にダメージを与えている」

 

というような解釈をするようだ。

 

面倒くさい、と感じたり、

だるかったり億劫だったりするのは、

誰かの嫉妬のエネルギーを浴びているからだ、と。

 

ここでは、原因は自分ではない、ということにしているんだね。

 

 

「面倒くさいな」と思ったときは、

それは相手が嫉妬の発作を起こしているとき。

 

では、その嫉妬の発作へはどう対処したらよいか。

それは、

「あ、相手は嫉妬の発作を起こしている!」

と気づくだけでよい、と。

 

「嫉妬」を免れるために、

「私もこんなに大変なのよ!」と、かわいそうなフリ、弱者のフリをすると、

相手の嫉妬はますます酷くなる。

 

「相手は、今、嫉妬しているんだな」と、気づいて、

後は、スルーする。

それだけ。

 

相手のご機嫌を取ろうとしたりして、

「下」手に出てはいけない。

 

 

不幸をどんどスルーしていくこと。

不幸な人も、どんどんスルーしていくこと。

 

「私がなんとかしてあげなければ!」という気持ちは

実は必要無くて、不幸をスルーできるようになって

どんどん幸せになれば、周りの人もそれに影響されて

不幸をスルー出来るようになり、幸せになっていくんです。

 

スルーすることによって、

みんなの力強さ、賢さ、美しさを知ることができて、

さらに、人を信頼できるようになる。

そして、

「私のやらなければ上手く回らない」という世界から、

「私がやらなくても上手く回る」世界を実感したとき、

「すべての人は私のために存在している」

と思えるような境地に至るという。

 

みんなが、私の人生の歯車の一つ一つになって、

私の人生をうまい方向に回してくれます。

 

 

 

この一つ一つの歯車の動きを、私が止めないことで、

スルーすることで、 

一つの歯車は他の歯車と連動してぐるぐる回っていくという。

 

こんな風に、あとがきに書いてあった。

この方のあとがきは、いつも秀逸だ。

 

 

 

スルースキルとは、

人を信頼する技術なのかもしれないね。

敢えて、鈍感で居ること。

敢えて、気が付かないでいること。

それは、人を信じているということ。

  

 

 

 

 

 

 

 

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