これは、日本の古来からの伝統なのか、
はたまな、田舎特有の風習なのか、
よく分からんが、
本音を、「口が裂けても言わない」地域っていうのがある。
「ここは手伝わなくてよいから座っときなさい」
と言われたから座っていたら、
「あの人本当に座っていたよ」って陰で言われる。
「お小遣いあげるよ~」っておばちゃんから言われたら、
一回目ですぐもらってはいけない。
「いいよいいよ」「いやあげるよ」「いいよいいよ。」「いや、もらっておいて」
というやりとりを、5往復ぐらいしたら、
やっと、もらってもいい。
これ、お決まりの儀式(笑)。
こんな暗黙の了解がある地域とかがあるんよね。
これ、めっちゃしんどい。
この、「あの人本当に座っていたよ」、「あの人、遠慮せずにすぐもらったよ」、
っていう陰口を大人が言っているのを聴いて育つと、
自分がその立場になったとき、
常に人の言葉の裏の裏を読まなきゃ!ってなるんよね。
こういう地域の人は、
口が裂けても、自分の本音は言葉にしちゃいけないと思っているのか、
自分からは、絶対に「お手伝いをしてちょうだい」とか言わない。
そして、「あの子は、お手伝いをしましょうか?って自ら言ってこなかった!」って、陰で言う。
「片付けなくていいよ」と言われ、
言葉通りに受け取って、その通りにしたら、
「片づけないでいいよって言ったら、あの人、本当に片づけなかったわ」って
陰で言われるんよね。
そんな風に、陰で言っている人を見て育つと、
言葉通りに取ることが怖くなるんよね。
人の言葉の裏を裏を、読もうとする癖がつく。
「どうぞどうぞ、家にお上がり」と言うから、
家に上がったら、
後で陰で他の人に、「家に上がられて迷惑だったわ」とか愚痴っていたりするんよね(笑)!!
ここは、「家にお上がりください」と言っていても、
「本当は家に上がって欲しくないけれど、体裁上、お誘いするのが礼儀だから、お誘いしているフリをしているだけ。だから、本当は、
断って欲しい」というのが本音なのだから、
断らなければならない。
もうね、何が何だか分からなくなるよね。
これ、日本の風習なのか??
「察しろ文化」って、
ものすごい疲れるよね。お互いに。
昔は、こうして、言葉の裏を裏を読んで、
円滑に回っていたのかね。
もう、言葉の裏がお互いに分かり切っているから、
裏だとも考えることなく、ツーカーで通じていたのかな。
疲れる~(笑)。
もうね、私は今は、
察せなくて、裏で何か言われてもいいわ~って、
開き直ったわ~。
そういう世代、時代も、あったかもしれないけれど、
もう、何を言われても、いいや~って( ̄▽ ̄)
「