子供の頃の私は、
ドッジボールが世界一嫌い(≧w≦)だった。
人が人にボールをぶつけて喜ぶだなんて、
世の中に、なんでこんなに野蛮なスポーツがあるのかと、
不思議で不思議でたまらなかった。
さらに、小学校の体育の時間なぞ、
殆どドッジボールの時間ばかりじゃないか!!
と思うくらい、ドッジボールの時間がたくさんあって、
来る日も来る日も、小学生はドッジボールをする。
しかも、私が2年生から転校した先の学校は、
毎年、校内ドッジボール大会というものがあり、
休憩時間や放課後にまで、
みんなこぞってドッジボールの練習をする。
それがもう、
苦痛で苦痛で(≧w≦)。
私はこんなことを言っているくらいだから、
もちろん、ボールを受け取ったり投げたりはしない。
ただひたすら、恐ろしいボールから逃げるだけ。
積極的に参加せずにひたすら逃げるだけだから、
下手すりゃ、最後の一人まで残ったりするような不幸な目に遭うこともある(≧w≦)けれど、
ボールが当たって痛い目に遭うのはもっと嫌。
もう、コートの中に入ったら、
恐怖以外の何物でもなかった(笑)。
出来れば最初から最後まで外野に居たい(≧w≦)。
内野になぞ入ったら恐怖の館だ(笑)。
そして、誰も、私にボールを回さないで欲しい。
こちらに、ボールが飛んでこないで欲しい。
それは、ひたすらひたすら、お祈りの時間でした(爆)。
お祈り殆ど叶わず(笑)。
そんなドッジボール嫌いの私なのに、
何故か、自分の所属するクラスは、
いつもドッジボールが強くて、
私はこんなに弱いのに、運だけはいいのか悪いのか(≧w≦)、
6年生まで全てのドッジボール大会で、優勝したでよ・・ ( ̄▽ ̄)。
トーナメント戦だから、さっさと負ければ
さっさと帰ることができるのに、
毎年、いつも最後まで対戦することになったという。
いや、クラスのみんなは大喜びなんだけどね。
私は「あは、あはははは( ̄▽ ̄;)って感じでしんどかった(≧w≦)。
そんな私の子は、(前置きが長かった。ここからが本題(笑))
ドッジボールが世界一好きだという(笑)。
もう、ドッジボールをやるために、
朝も早くから学校へ飛び出して行くし、
休憩時間もずっとドッジボールをやっているというし、
土曜日も児童館に行ってドッジボールをしているという。
子は強くて、自分がいるチームは必ず勝つのだという。
ボールに回転をかけながら投げることもできるし、(←私からすると、なんじゃそりゃ!!(≧w≦)という世界(笑))
ボールを受けるとき、勢い余ってくるくると回ってコートの外に出てしまい、相手ボールになってしまうことがある、とか言っている。
(←これも、私からすると、なんじゃそりゃ!!という話(笑)。そんな、マンガみたいに、
砂の上に、ズサ~っクルクルって回ってキャッチしようるんか。そんな激しいのか!!Σ(@0@)笑)。
どうりで、ズボンがすぐにボロボロになるわけだ(笑)。
私は、自分はドッジボールが弱いのに、全部優勝して、
子は、自分がドッジボールが強くて、今のところ全部優勝しているという。
なんなんだこれは(笑)。
この話を聴いて、めっちゃおもろいと思った。
親と子は。似るとは限らない。
私の親ともそうだ。
私の親は、音楽に縁がなかったし、
両親とも体がものすごく固い。
なのに、私は幼少の頃からピアノが大好きだし、
生まれつき、どちらかというと体が柔らかい方だった。
私が今までずっとピアノを弾き続け、
しかも、この年で突然クラシックバレエを始めたことを、
両親は、とても驚いているし、不思議がっている。
は?バレエ?と。
何者じゃそれは。ママさんバレーならよく聞くけれど、
クラシックバレエ??どこからなぜ突然??
そんなことをやっている人は、
親戚にも周りにも、どこにも誰もおらんぞと(笑)。
趣味や好みは、遺伝とか関係なく、
突然、降ってくるものなのかもしれん(≧w≦)。
しかも、それは、親が与えるとか関係なく、
自分から勝手に見つけ出してくる。
国体3位を取った腕前だと聞いていた。
私もひょっとしたらその血が流れているかと思って(笑)、
私も25歳くらいの頃、機会を作って弓道を始めてみたけれど、
これは、歯が立たず、1年も経たずに挫折した(笑)。
そもそも私は、
ドッジボールをはじめ、
人と対戦したり、攻撃したり、勝負けがあるスポーツには
根っから向いていないのだと思った。
好きなのは、器械体操や水泳で、
戦って直接相手に手を下す勝負系のものは、ことごとく、好みではなかった。
弓道は、個人種目で、自分との戦いのような種目だから、
大丈夫かと思ったけれど、
これ、そもそも弓矢が「武器」、である時点で、
私には、「違った」んだなぁって思う。
今やっているバレエなんて、
絶対人を攻撃しないし(笑)、
プールに行って泳ぐ分には、誰も攻撃しない^^。
こういうのが、私には合っているんだな、と思う。
それに対してうちの子は、
みんなでドッジボールをやるのが、
すごく楽しいという。
たぶん、私と、見ているものが違うんだろうな。
「勝ち負け」
に対する感覚も、
たぶん全然違うんだろうな、と思う。
こんなに生き生きとドッチボールを楽しんで、
学校に行くことも楽しんで、
「楽しい楽しい」と毎日言っているのだから、
私と違う感覚を持って、
私と違う生き方を選ぶのだろうと、思う。
私の持っている感覚を、
子に伝承することは、きっとできないんだろうな、と思う、
これだけ感覚が違っていれば尚更。
子は子の感覚を持って、何かを学び、得ていくのだろう。
得意分野も全く違って。
そういうものなのかもしれないな^^。