2年ぐらい前から、
子と一緒に、マニアックな科学教室に通っている。
Since about 2years ago,
I have been studying science
which has rare and maniac style
with my child.
科学なのに、
「答えは一つではない。正解は一つではない。
どれも、間違えじゃない。」
というのがベースにあり、
It is a science, but it bases that the answer is not only one,and
everything is not wrong.
私は、私の好きな感覚や、心理学に通じるものを勝手に感じている。
I feel that it is similar to psychology that I like.
習い事の好き嫌いが激しいうちの子は、
気に入らないものは、全く受け付けない代わりに、
気に入ったものにはよく飛びつく。
この科学教室もその一つで、
この教室だけは、何があっても、絶対に続けたい!!と言っている。
授業の内容は、とても不思議なものだ。
先生が大学で大学生に教えていたという科学の授業を、
小学生に教えるという取り組み。
世の中のどこにもない、先生自作の教材。
先生独自の発想と考え方。
学校のテストの点を取るための授業ではない。
むしろ、学校で教えられてる内容に、疑問を呈するような内容でもあったりするので、
学校で即席の点を取ることを目的としている人には、
短い視点で見た時は、弊害にさえなるかもしれない。
でも、「物事の考え方」、「疑問を持つということ」
そこを大切にしているので、
正解のある、暗記式の勉強とは違う、
何か、が、身に付きそうな気がする。
科学を楽しむための、勉強をたのしむための、人生を楽しむための
授業っていう気がする。
授業の内容がマニアックすぎて、
ウケる人にはものすごいウケるけれど、
ウケない人には全くウケないみたい(笑)。
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私は人生の中で、
この方は!という人に出会ったら、
その人の傍を離れないようにしているのだが、
この先生も、そんな方の一人。
大学教授を定年退職された方なので、
もうかなりのお歳なのだが、
これからも、もっともっと、
この方から学ばせていただきたい、と思える方。
こういう人との出会いって、
人生の宝物だと思う。
昨日の授業の中で、私が感動したフレーズ。
「物質そのものがエネルギーを持っていて、
変化するときに、エネルギーを発する。」
これ、科学的な、運動エネルギーとか位置エネルギーとかの話なんだけれども、
これ、人生にも言えるよね。
人、個々そのものが、エネルギーを持っていて、
「変化」しようとするとき、エネルギーを発する。
人は何もしなくても、エネルギーを持っているんだ。
エネルギーを秘めているんだ。
自分が何かやったとき、
何かしようとしたとき、
人と関わった時、
何をしたときでも、何かしたときには、
その秘めていたエネルギーが発される。
なんだか、感動したんだ。この言葉に。
先生は、科学に正解はないという。
「これが正解ですよ」って言う科学者がいたら、
疑った方がいいと言う。
もし本当の正解があるとしたら、「分かりません」という言葉だという。
「分かりません」と言っている科学者が居たら、
それは本物だと。
この深さ。こういうところが、私は好きなんだ。
子は、何をもって好きなのか分からないけれど、
ここに来ていると、
自分の子の自由な発想が、天才的に思えることがある(親バカ笑)。
それだけでも、私にとってはここに通う価値があるのだと思う。