先々週と、先週にトランポリンジムに行ってから、
ずっと、私の背中がなんか違うことになっていて(笑)。
とにかく、猫背になったり、悪い姿勢をしようとしたりすると、
違和感を感じること2週間。
自転車を漕いでいるときの段差が響くので、
自転車の上では、常に腹筋を意識して超姿勢良く乗っていたりして(笑)、
なんか、違う私になっていた。
そのいつもと違う違和感は、
今日、ピアノを弾きに行ったときも、感じられた。
ピアノって、私、子どもの頃から、気がついたときには、
既に猫背で弾いていたような気がするんよね。
少なくとも、中学の頃には相当な猫背だったけれど、
ピアニストで、姿勢がいい!!っていう人を、
そもそもあまり見たことが無いような気がして。
みんな、体をぐにゃぐにゃ曲げながら弾いていて、
わぁ!姿勢いい!!っていうピアニストを、
動画でも見たことが無いような気がしていた。
だから、ピアノって、あんまり腹筋とか背筋とか、
関係ないのかなあとも思っていた。
でもね、そもそも、
楽器って、
弾くときの姿勢って、音に影響があるものなんではなかろうか、と、根本的には思う。
私、ピアノを弾く人の、背中はあんまり気にしなかったけれど、
ピアノと腕の距離とか、
椅子の距離とか、
素人さんの腕の位置とか、妙に気になることある。
それは、弾くときの姿勢によって、
弾き心地って、全然違うってことを、知っているから。
ピアノと腕の位置が近すぎると、肩に力が入って、
のびのびと弾けなかったりするし、
絶妙な位置ってあるんよね。
ぴたっとくる位置に自分を持って行かないと、
気持ちが悪かったりする。
だからね、そもそも、きっと、
楽器を奏でる時の姿勢って、とても大切で、
ピアノを弾くときの姿勢も、
腹筋と背筋が整って、
体で弾くと、いい音が出るんだと思う。
今日、妙に背筋を伸ばして、
腹筋と背筋を整えてピアノを弾いていたら、
自分の子供の頃のお師匠さんを思い出した。
先生も、こんな風に弾いていたような気がする!と。
当時は、意識してなかったから気づかなかったけれど。
それは、今、習っているバレエの先生が、
いつ何時でも凛とした姿勢で、
そこに独特の空気感を持っていらっしゃるのと同じように、
ピアノを弾くときも、
音を、体で、空気で、包みながら、奏でていく。・
そんな感覚が、あった。
何十年もピアノを弾いていて、
やっと今頃、そんなことに気づく。
バレエの腕の中に空気感があるように、
ピアノを弾くときの腕の中、
音を押すようなときに、
腹筋と背筋で背筋を伸ばして抱え込んだ空気がある。
体全体で、ピアノに向かって前傾したとき、
腹筋と背筋ですっと包み込んで伸びていると、
ここで、音に膨らみを持たせることができるのかもしれないな。
お師匠さんは、これを、やっていらしたのかもしれない。
決して、ピアノは姿勢悪く弾いてもいいもんではなかったということ(笑)。
ピアノを弾くと、汗だくになるし、
全身運動だということは、
子供のころから分かっていたけれど、
特に、これについてどうこう考えたことは無かった。
今回、姿勢と、ぴたっと結びついた。
自分がピアノを弾く姿勢って、ぐにゃぐにゃして
恥ずかしいから、あんまり人に見せたくないと思っていたけれど(笑)、
ちょっとこれを機に、
「姿勢の良いピアノ弾き」というのも目指してみようかな^^。
なんにせよ、姿勢良くやっていると、
自分の体が気持ちが良いからね。
ピアノを弾いた後、ただでさえ爽快感があるけれど、姿勢が良く弾くと、終わった後、飛び跳ねたくなるくらい、元気になれた^^。
↑この絵のピアノの姿勢は、
実は、ちょっと見ていられない(爆)。
(たぶん、分かる人は分かると思う・笑)