The memory of the past is often renewed as I want.
過去の記憶は書き換えられる。都合の良いように。
この言葉。心理学の世界でよく出てくるような概念だと思っていたら、
今日、職場でも、弁護士が依頼者にこのセリフを話しているのを聞いた。
確かに。
法廷に持ち込む記憶は、それぞれが、それぞれ、自分に都合の良い記憶であったりする。
どちらもが、嘘をついているつもりはない。
でも、蓋を開けてみると、
恐ろしいほど見えていた事実が違っていたりする。
その人の世界では、それが正しくて、そう見えていた。
それは、紛れもない事実なんだろうね。
1回や2回、言ったことが、
いつの間にやら50回、100回、毎日言った、
ということに変わっている。
過去は、変えられてしまうんだね。
どうせ変えることができるなら、
気持ちの良い風に変えたらいいと思うけれど、
自分を守るため、何かを悪者にしたほうが都合が良い場合、
過去の記憶を、悪い方に悪い方に、
変えたがる人もいて、
それは、その人が望んでいることであり、
その人が、作りたくて作っている世界なのかもしれないな。