うちの子が幼少時、昆虫マニアだった頃、
将来の夢が、「昆虫博士になること」だったので、
本物の昆虫博士に会いに連れて行って、
昆虫博士のお友達になり、
その後数年の間、
昆虫博士の開催する「昆虫友の会」に入り、
昆虫博士周りの行事に片っ端から参加していた時期があった。
今では子は、昆虫熱はすっかり冷めてしまって、「友の会」は名前だけ加入しているという幽霊部員状態になってしまっているけれども、
あの頃の思い出は、
かけがえのない宝物。
今では子よりも、むしろ、私のほうが、
昆虫博士の情熱や人柄に惹かれて、
昆虫に興味がなくなった子を差し置いて、
一人でも、友の会の行事に参加しようかと思うくらい。
私、もとから昆虫には興味がなく、今も全く昆虫のこと、分からないけれど、
その先生の、「好き」を仕事にされている様子にとても
心を打たれる。
どれだけ昆虫がお好きなんか😅と
思うような場面や、
語り口。
知的好奇心の強さに、惹かれた。
移動の車の中で、子育てについての話を聞かせて頂いたり、
昆虫研究を兼ねたサバイバル旅行の話を聞かせていただいたり、
人生の話も、ちょこちょこ聞かせていただいた。
この度その先生が定年退職を迎えられるとのことで、お礼のメッセージを送らせていただいた。
7年ぐらい前に、「退職しても、カマドウマの研究をしたい」と熱く語られていたのを覚えている。
きっと、一生、研究をされるんだろうな。
この先生に出逢えて、
子と一緒に山に行ったり、沼に行ったり、池に行ったり、できたことは、
一生の宝物。