コミック『ピアノの森』を、図書館で借りて少しずつ読んでいる。
届くまで時間がかかるので、途切れ途切れになっているけれど、
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コミック版が図書館から届いて完結するまであと2巻。
待ちきれなくて(≧w≦)、
と言っても、
アニメ版は、コミックの前半部分の
日本でのコンクールの場面だけだったので、
ネタバレにはならなかった。
やっぱり、アニメ版はかなり端折ってあるね。
子供に見せられないような場面は全部カットしてあるし、
コミックで文字から得られるような、詳細な音楽の感覚的な表現はだいぶ削られている感じはした。
というか、これは、画像では表現しようがない世界かもしれんな。
人の想像力の中で作り上げられる脳の中だけの音だから。
だが、子に安心して見せられるのは良いかも^^。
最後、エンドロール見て驚いたのが、
声優!!
カイの声優さんと、
阿字野先生の声優さんにびっくり!
あぁ、そう言われてみれば、ほんとだ!と(^-^)。
ジブリにしても、
プロの声優さんを使わずに芸能人を声に使う映画って増えたよなぁ。
私としては、
芸能人さんから顔と演技力を取って、声だけで勝負となると、
やっぱりどうしても、
棒読みとかになってしまうし、
プロの声優さんの表現力には及ばない気がするんだけど、
知名度と宣伝効果のためには、
プロの声優さんよりも、有名な芸能人さんを使いたいものなのかなぁ。
ただ、
阿字野先生の木訥ぶりは、板に付いた感じだった^^。
あの辺の声優さんの声ばかり聴いて育った世代。
この世代の声優さんって、目をつぶっていても、
画像無くても、音だけで、すごい臨場感あるもんな。
昔、ラジオドラマが好きで聴いてきた時期があるんだけど、
特にラジオドラマなんて、音だけで全てを表現するから、
音の工夫がすごいんだよね。
映像のあるドラマよりも、耳からの情報が抑揚が、表現が!
ドラマって、映像ない方が楽しめるじゃん、って思っていたことがある。
こう書いていると、
五感の役割って、深いなぁと思う。
ある意味、活字の文字だけの世界が、
一番、人の想像力をかき立てるのかも。
そこに音が入ったり、絵が入ったり、媒体が増えていくことで、
想像力の枠を固定していく。
固定されたらそこから飛び出ることはあまりないもんなぁ。
『ピアノの森』のコミックがすごいのは、
その文字の表現方法。
カイは、一体どんな音を出しとるんじゃろ!!!って、
すんごいすんごい想像力かき立てられる。
どんなに想像しても想像しても、
それは、想像の中の脳の中の、
不確かな感覚でしかない。
だから、誰にも表現のできない永遠の音を、
各人が自分の頭の中に作り上げているんだろうな。
ラスト2巻、読むのが楽しみ(≧w≦)。
あー!!後から知ったけど、
アニメ版のピアノ、アシュケナージの演奏だったんだね!!