(3話目)
そして、ついに佐藤ママの講演会。
自転車で会場を移動して、30分くらい遅れて到着。
そこで感じた感想。
これは、プロのママだと。
「見える学力」だけでなく「見えない学力」も、
徹底して、抜けが無い。漏れが無い。
これはすごいな!と。
「勉強法」としては、一番笑ったのが、
会場に、佐藤ママの作成されたノートが展示してあったのだけれども、
そのノートの使い方、今自分のカバンに入っている私のノートと、
書き方が同じだったということ(笑)。
私もたいがい、勉強法マニア(笑)なので、
世の中で知られているいわゆる勉強テクニックは、
いろいろ研究しているから、重なってもおかしくないのかもしれないけれど、
採用しているやり方がそっくりそのまんま同じだったのには笑えた。
私が真似したわけじゃないよ(笑)。
ノートを横にして、大きな字でゆったり書く書き方を、
ついこの間の試験勉強でもやっていたのだけれども、
まさに、それと同じだった。
あぁ、このやり方、やっぱ効率よいんだな、と思った。
あと、同じ問題を高速回転、何度も何度もやる、
というのも定番。
勉強法については、割と一般的に言われていることと重なり、
おおむね、私の知識欲を満たせて、楽しかった。
母親業としてのプロジェクトマネージャーのような役割については、
この方法はどうかなと思う所もあったけれど、
参考になる所も大いにあった。
これは、目標達成プロジェクトなのだと思った。
子どもを誘うとき、「勉強をしなさい」とか漠然というのは最悪で、
具体的に、「30分、漢字ドリルをやろうね」とか「3ページやろうね」とか、
いうのが良い、と。
大人でも、目標無くただ漠然と「歩け」と言われてもどこまで歩いてよいのか分からないから、途方も無くなる。
とにかく、子どもを叱らずに、おだてておだてて、持って行く、
そんな感じがした。
なにせ、この自信がすごい。
揺らぎない自信。
私が求めてひっかかっていたのは、ここなのかもしれない。
揺らぎない自信。
これらの講座の後、頭がいっぱいになって、
家に帰ってから、夫と語り合った。
そして、自分の気持ちや本心を、語り合った。
自分をぶちまけた。出した。
そしたら、少し、見えてきたかもしれない。
夫が誘導してくれた。
そのことが、何よりも収穫だった。
今まで学んできたアドラー心理学が、間違っていたのではないか、
私のやり方が、解釈の仕方が、進む方向が、間違っていたのではないか、
そんな気持ちにもなったりもしたけれど、
これからの事を考えるきっかけとなった。
蓋をしてきた自分の気持ちを知るきっかけとなった。
今、この二つの講座に出逢えたのは、
すごいタイミングだったのだと思うし、必然だったのかとも思う。
異常なまでに、揺れた私の心も、
この時期だからこそ、
来るべき時に来たのだと思った。
どっちかに偏って採用するのではなく、
私は私のやり方を見つけて行けばいい。
子育てって、ほんと、何よりも、
一番の学びだと思う。
どんな科目よりも、どんな試験よりも、
子育てって、一番の学び。
だからこそ、大変だけれども向かい甲斐があるのかもしれないね。
続きが出た。